岡部友、美尻に近道はないけれど、「お尻はみんなが絶対に変われるところ」
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日本女性の「お尻」を変えつつある人物がいるという。フロリダ大学運動生理学部を卒業、アメリカスポーツ医学公認のパーソナルトレーナー資格を取得し、パーソナルジムSpice up Fitnessを率いる岡部友(おかべ・とも)。一昨年に南青山、昨年には原宿とすでに2店舗を運営し、今月28日には名古屋にも新店舗がオープンを控える。 多くの人があこがれる、いわゆる”ボンキュッボン”、出ているところは出て、引き締まるところは引き締まっているメリハリのあるボディメイクやダイエットというと、かつては簡単さを押し出すものが多かった。だが、そんなに簡単に体形を改善することができるわけもなく、途中で挫折する人も少なくない。そんな風潮を覆すように「そんな簡単なものなどない、と誰かが言わなければ」と力説する岡部に、もっとも力を入れているという美尻トレーニングの秘密を聞いた。
筋肉と脂肪、コントロールできるのは筋肉だけ 「お尻はみんなが絶対変われるところ」
きっかけとなったのは、他ならない自分自身の体験からだった。岡部は小学校から陸上にのめり込んだが、それはより速く走るため、つまりボディメイクよりパフォーマンスを上げるためのトレーニングだったそうだ。競技から引退後、今度は女性らしい体になるために自分の身体を改造することにしたという。 「筋肉と脂肪、コントロールできるのは筋肉だけなんです。脂肪は、どこからついていくか、落ちていくか、遺伝子の影響も大きくあまりコントロールできない。男女でも違うし、人種でも違います。運動と関係ない部分で体形が決まってしまう部分があるわけです。じゃあ、その中で自分はどうするか。できないこととできることを知るところから始めることが肝心なんです」
やみくもに、「ミランダ・カーのようになりたい」と言ってくる人もいるそうだが、あくまで本人に合った目標を立てることが大事とのことだ。しかし、何故に「美尻」なのだろうか。昨年12月には、「美尻トレ」(文藝春秋)なる著書も発売しているほど、美尻にポイントを置いているようだが……。 「お尻は、みんなが絶対に変われるところなんです。胸を大きくっていうのは遺伝であって、手術しかない。おなかは、食べなければやせていく。だけどお尻を大きくとか形をきれいにというのは、トレーニングして筋肉をつければ絶対できる部分なんです。万人が変われる場所がお尻。私は無理って思わなくていい」