【プレミアEAST】横浜FCユースが見事に逆転V!EASTを制しファイナルで大津と激突
前節終了時点で勝ち点38で首位の柏レイソルU-18、2位の横浜FCユース、3位の鹿島アントラーズユースが並ぶ。そして4位には勝ち点3差で流通経済大柏が位置する大混戦のプレミアEAST。優勝の可能性を残す4チームが大一番を迎えた。 【フォトギャラリー】 大宮アルディージャU18 vs 横浜FCユース 12月8日、高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ2024 EASTは最終節となる第22節を各地で行い、横浜ユースは1-0で大宮U18を下し、他会場の結果から初優勝を決めプレミアリーグファイナルへと駒を進めた。 試合は定刻より1分遅れた13時1分にキックオフ。両チーム攻撃時は、ポゼッションを重視し、パスを正確に繋いで攻撃を組み立てていき、守備時は全員引いてブロックを作って、慎重にゲームを進めていく。 先制点は、初優勝を目指す横浜ユース。17分、中盤で相手のパスをカットしてショートカウンターを仕掛けると、サイドでフリーになったMF11中台翔太がスペースでボールを受けPA内からシュート。狙い澄ましたシュートは、綺麗にサイドネットに突き刺さった。 貴重な先制点を奪った横浜ユースは、プレーにも余裕が出て押し込んでいく。対する目の前での優勝を阻止したい大宮U18も、プリンスリーグ降格が決まってるとはいえ、固い守備を維持し、失点後は決定機を作らせず虎視眈々とチャンスをうかがう。前半は、お互い慎重なゲーム運びで中盤での攻防が多い展開のなか、ワンチャンスを仕留めた横浜ユースが1-0とリードして折り返す。 後半に入ると、リードしている横浜ユースが徐々にボール支配率を高めて追加点を狙いにいくが、63分、大宮U18にサイドのクロスからゴール前でピンチを迎える。しかし、これはゴールライン上で身体を張った守備で跳ね返し難を逃れた。ピンチを逃れた横浜ユースは67分、CKからのクリアボールを拾ったMF10朝見友樹がミドルシュート。これは、GKに阻まれ追加点ならず。 刻一刻と時が刻まれていく中、一瞬の隙をつかれ横浜ユースがピンチを迎える。73分、FW14平家璃久斗にDFの背後を一発で取られPA内でシュートを放たれる。しかし、GK21大亀司がビッグセーブで得点を阻止。横浜ユースは、その後も大宮U18の反撃を跳ね返し、虎の子の1点を守り切り1-0の完封勝利を収め、他会場の結果から、悲願のEAST優勝を決めた。 なお横浜ユースは15日にWESTの覇者・大津と高校年代の日本一の称号をかけてプレミアリーグファイナルを戦う。 (文・写真=田原豊)