【密着】4人子育て“パワフル母さん” 初の選挙戦12日間 衆院愛知7区、挑むは自民ベテラン
女性参院議員から教わった「大作戦」
愛知7区の前職は、自民党の鈴木淳司氏(66)。 “裏金問題”という逆風にさらされましたが、当選6回で大臣も務め、圧倒的な知名度を誇る相手です。 Q.ここから何をする?(濱田隼アナ) 「きょうは100本、辻立ち」(日野氏) 1人でも多くの人に自分の名前を知ってもらおうと、尾張旭市から大府市まで南北に長い選挙区を走り回ります。 「多くの人に顔と名前を知ってもらっていないという現実もあるので」(日野氏) そして、もうひとつの「作戦」が――。 「1万枚、名刺大作戦」(日野氏) 日野氏が政治を志すきっかけとなった参院議員・伊藤孝恵氏から受け継ぎました。 日野氏は、公園や駅などで出会う人に名刺を配り、知名度アップを目指します。
4人の子と母親が支えに
選挙戦が続く中、こんな陣中見舞いが。 「まただっこ?もう2年生なのに。さすがに2人は無理だな」(日野氏) 入院していた朝陽くんが回復し、4人全員が応援に。 そして日野氏の母も全力でサポート。 夜まで選挙活動を続ける日野さんに代わって、子どもたちと過ごしています。 「最後までみんなに迷惑かけることなく、元気で戦い抜いたらいいかなと思っていて、できるだけのことをやってきたので、親としては十分かな」(日野氏の母・雅実さん) ラストスパートに入った日、手ごたえを聞いてみると――。 Q.有権者の反応が変わったなという手ごたえはありますか?(濱田アナ) 「交差点などで立っていると、車の中から手を振ってもらったり、『期日前投票いってきたよ』『入れてきたからね』というありがたい言葉ももらって、すごく励みになっています」(日野氏)
選挙戦最終日に見せた涙
選挙戦最終日の26日。 「何としてでもこの選挙で合格をして、衆議院議員にならないと、皆さまのお役に立つことができないんです。どうか日野紗里亜を国会に送ってください」(日野氏) 「選挙期間すごい長いなと思っていたんですけど、終わってみると本当に一瞬のことで、本当に多くの方に支えていただいての選挙戦だったので、感謝しかないです」(日野氏) 全力で駆け抜けたお母さんに、子どもたちは――。 「ママ頑張ってたから勝てると思う」(長女・杏南ちゃん) 迎えた投票日。 「ご飯がない。ご飯炊き忘れてた」(日野氏) 開票前、最後のご飯は――。 「杏ちゃん、何を作っているの?」(日野氏) 「カレー」(杏南ちゃん) 「なんで作っているの?」(日野氏) 「ママが頑張っているから」(杏南ちゃん) 娘の杏南ちゃんが作った特製カレーです。 「選挙期間中は車の中でコンビニで買ったおにぎりを食べるというのがほとんどだったので、娘が作ってくれたカレーはおいしかったです」(日野氏) その後、選挙事務所の近くに移動し、結果を見守りました。