元ダンプ仕様の水没サンバー 下回りを覗くと…… トランポもリフレッシュしよう!! Vol.3
水害時のドロ汚れを徹底除去
軽トラトランポとして使い始めたサンバーですが、室内の汚れ、特に、ダッシュボードの下や内側の汚れがまだ気になっています。水害時のドロ汚れによる後遺症が出ると、多くのユーザーは継続所有を諦めてしまうことが多いです。 【画像】スバル「サンバー」メンテナンスの様子を画像で見る(9枚)
バイク仲間が営む板金屋さんへ、軽トラサンバーTT2(TTシリーズの4駆仕様の型式はTT2で、2駆仕様の型式はTT1です)を持ち込ませていただき、作業場前の駐車場で、ダッシュボードの取り外し洗浄を行うことで、当初と比べれば、相当にキレイになったと思います。 ラジオやメーターなど、ダッシュボードに取り付けてある電気系部品はできる限り取り外し、ダッシュボード本体を固定するボルトをすべて抜き取り持ち上げました。 しかし、10cmも持ち上がらないうちに引っ張られる感覚が手に伝わり、まだ切り離していない部分があることに気が付きました。車体各所に取り廻される、メインハーネスとダッシュボードに接続されるサブハーネスのコネクターカプラーが引っ張りの原因でした。大人が狭いキャビンの床に寝転んでも、指先が機敏に届くような箇所ではないのと、想像していたようにダッシュボード下がドロで汚れていたので(乾燥していますが)、思い通りに作業が進みませんでした。 ぼくの硬い身体では、どうにもならなかったところを、バイク仲間が寝転がって潜り込み、何とかカプラ―の切り離しに成功!! 既報の通り、ダッシュボードの下や内側を洗浄し、雑巾で拭き取ることもできました。
元ダンプ仕様ゆへの弊害?
そんなこんなで、キャビン内部の洗浄清掃を行いつつ、ボディをジャッキアップして床下の足周り部品もスチーム洗浄しました。そんな際に、運転席下のジャッキアップポイントが無いことに気が付きました。このモデルは、そもそもダンプとしてこの世に生まれた特装車です。本来なら、ジャッキポイント部分にダンプ用油圧機器のコントローラーが取り付けてあったようです。