日本旅行、「誰もが行ける宇宙旅行」の実現へ、スタートアップ企業と連携、2030年代の事業化を目指して
日本旅行と将来宇宙輸送システム(ISC:Innovative Space Carrier)社はこのほど、「誰もが行ける宇宙旅行事業」の実現に向けた業務提携契約を締結した。今後、共同で事業を検討し、2030年代の事業化を目指す考え。 日本旅行では、2020年に宇宙事業を専門とする部署を設置。地域活性化や教育分野での宇宙事業を進めながら、安全・安心・快適な宇宙空間への旅行商品の開発を目指しているところ。 ISC社は、文部科学省 SBIR(Small Business Innovation Research)フェーズ3事業に採択されたスタートアップ企業。「宇宙輸送を日常に」をテーマに、2028年3月を目標に人工衛星打ち上げ用ロケット開発に取り組んでいる。 今後、両社で展示会などへの出展、宇宙旅行に関するニーズ調査、宇宙旅行の商品化検討などで連携をする予定。2024年9月26日から開催される「ツーリズムEXPO ジャパン2024」の日本旅行ブースでも、同テーマに関するトークセッションを開催。ISC社が構想する50人乗り再使用型ロケットのモックアップの初披露も予定している。
トラベルボイス編集部