岩佐歩夢「もう純粋に楽しくて」日本GPではFP1で公式セッションデビュー…データ収集に徹するもF1マシンの凄さを改めて認識|F1 TIME PLUS
F1第4戦日本GPのFP1でビザ・キャッシュアップRBのVCARB 01を駆った岩佐歩夢が、F1公式セッションでのデビューに喜びの表情を浮かべた。 【動画】「素晴らしい機会をありがとう」FP1走行を終えた岩佐歩夢がチームに感謝の言葉を伝える 今回、鈴鹿でRBは新しいフロアのアップデートを導入。FP1では角田裕毅が新フロアを、岩佐が旧型で走ることに。岩佐本人はFP1に走行する前「しっかりデータ収集することが大事」と、確認作業に徹することが大切と説いていた。 F1のマシンにFP1で乗ることが決まっても「乗ることが目標とは自分の中で考えていなかった。やっぱり、レギュラーで参戦してワールドチャンピオンというところが目標だったので。あまり今回に対して、目標を達成したという感覚はない」と、あくまでレギュラードライバーの座が目標だと口にしている。
そしてFP1走行の前にはRBから、しっかりデータ収集のプログラムを遂行するよう強く言われていたようだ。 「チームからは基本的に(速く走っても)ラップタイムは全く評価に値しないということも言われている。とにかくマシンを正確に走らせて帰ってくるのが大事。たとえば速いタイムを出してもめちゃくちゃなドライビングだったらデータは取れない。しっかりとそのへんは出された指示で自分はしっかりとパフォーマンスしていきたい」 リカルドのマシンを借りて走る以上、岩佐にとってはマシンを壊さないという大前提があった。そのうえでしっかり走りきり、ショートランも無理に攻めるようなことはせず、ベストタイムは16番という結果だった。FP1を終えたあと、岩佐は公式セッションでの走行をこう回顧している。 「F2だったり、スーパーフォーミュラのシミュレーターに比べるとデータ量も多いですし、そのへんの精度というのは高いものがあると感じた」 「ただ、これから自分もシミュレーターワークをどんどんやっていきますけど、そこに向けた“こういうことが必要だな”というのは自分の中で発見があったのでチームにフィードバックして改善していってもらおうかなと思います」
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