飼い主が介護施設に入居 部屋の中で1年以上ひとりぼっちだった猫を、ボランティア団体が保護「優しい手で撫でられて良かった」
飼い猫を引き取ってほしいという相談が多い ボランティア団体「命を受け入れる覚悟と責任が必要」
サブローくんのように飼い猫の保護をお願いされるケースが後を絶たないという、しあわせにゃん家さん。保護活動について、こう訴えます。 「保護活動を始めて、飼い猫の引き取りの問い合わせ、相談がとても多いです。今回もサブローくんのことを投稿をしたところ、それを見てなのか既に3件の飼い猫の引き取りの相談が入りました。私たちは、猫だけでなくどんな命も人間と同じ大切な一度きりの命だと思っています。自分の子供だったら、自分の都合が悪くなったからと、育てられなくなったからと簡単に捨てるでしょうか。私たちが預かることは、飼い主本人は、預けたつもりなのかもしれません。きっとほっとすると思います。でも、猫にとっては捨てられたのと同じことだと思います。 知らない場所、知らない多くの猫たちと共に生活しなくてはなりません。そして、成猫の次の飼い主を簡単に見つけることはできません。大切にしてくれる場所だからと預けているかもしれませんが、私たちはもしも新しい飼い主が見つからない場合、その子の一生を見ていかないといけません。命を受け入れるということは覚悟と責任が必要です。それは飼い主さん一人一人が強く思って欲しいと思っています。『1匹だけだから引き取ってほしい』という1匹だけという言葉をよく使われます。1匹だけだと思うのなら、自分で新しい飼い主さんを見つけてほしいと思います。1匹のお世話がどれだけ大変かぜひ理解してほしいと思います。保護活動の大変の押し売りをするわけではないですが、本当に大変で簡単に命を押し付けてくる方がいます。そういった方が少しでも減ってくれるとうれしいです」 (まいどなニュース特約・渡辺 晴子)
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