80代以上が8割 石川県が能登半島地震の災害関連死に関するデータを公表
石川県は24日、能登半島地震での災害関連死の性別や年代を公表しました。 関連死の原因で特に多かったのは、停電や断水に起因する心身の負担によるものでした。 県は今月13日の14回目の審査会までに県内で認定された255人の災害関連死について、性別や年代、死亡の時期を取りまとめたデータを公表しました。 それによりますと、亡くなった男女比は男性が51・8%、女性が48・2%でした。 年代については255人中90代が98人、80代が95人と、80代以上が全体の80%を占めました。 また、発災から亡くなるまでの期間は1か月以内が75人で、全体の約30%と最も多く、3か月以内に亡くなった割合が全体の約80%を占めています。 また、遺族などが公表に同意した115人については、死亡の原因に関するデータも公表されました。 最も多かったのは地震のショック、余震への恐怖による心身の負担でした。 次いでエアコンや風呂が使えないといった停電や断水による心身への負担が多くを占めました。 県はこれらのデータを活用し、分析や対策を国とも連携して進めていきたいとしています。
北陸放送