超低い車高がカッコいいのよ!! V12が最高に気持ちいい! スーパーカーブームの火付け役[フェラーリ512BB]
■Tipo F102B型エンジン解説
365GT4/BBに搭載していた4.4L180°バンク12気筒エンジンを5Lにボアアップ。512BB初期モデルの燃料吸気システムは40φトリプルチョークのウェーバー4基を装備。 排ガス規制の問題で排気量が600ccも増したにもかかわらず最高出力は360psと先代モデルよりも20ps落ちたが、中間トルクは若干ではあるが向上した。 気候によって左右される傾向にある気難しいキャブレター仕様ではあるが、低速域から高回転まで息継ぎすることなく力強く加速する感覚はKing of Supercarと称される納得のポテンシャル。 縦置きにしたドライサンプ式180°V型エンジンは搭載位置を低くすることでMRとしての運動性能に貢献している。跳ね馬伝統の180°V型12気筒エンジンはテスタロッサへと継承されていく。 パフォーマンスカタログデータは0-100km/h加速は5.7秒、0-400m13.7秒。最高速度はスーパーカーの指針といってもいい302km/hを謳っていた。 ●Ferrari 512BB 主要諸元 ・全長×全幅×全高:4400×1830×1120mm ・ホイールベース:2500mm ・車両重量:1570kg(乾燥重量1400kg) ・エンジン形式:V型12気筒DOHC24バルブ ・総排気量:4943cc ・最高出力:360ps/6800rpm ・最大トルク:45.8kgm/4600rpm ・ミッション:5速MT ・駆動方式:MR ・サスペンションF/R:ダブルウィッシュボーン式 ・ブレーキF/R:ベンチレーテッドディスク ・0-100km/h加速:5.7秒 ・0-400m加速:13.7秒 ・0-1000m加速:24.0秒 ・最高速度:302km/h