准看護師の女に罰金30万円、誤った薬剤を乳児に投与…鎮静剤と間違えてイボ治療の塗り薬飲ませ
滋賀県近江八幡市立総合医療センターで乳児が誤った薬を投与された医療事故で、東近江区検は、同病院に勤務する准看護師の女(58)を業務上過失傷害罪で略式起訴した。東近江簡裁は22日付で罰金30万円の略式命令を出した。
起訴状によると、女は3月11日、耳鼻咽喉科を受診した当時生後6か月未満の乳児に対して、薬剤の名称を十分に確認せずに、鎮静剤の飲み薬と間違えてイボの治療などに使う塗り薬を飲ませ、口の中に11日間の入院を要するやけどを負わせたとしている。
乳児の家族から被害届を受けた近江八幡署が捜査を進め、7月に業務上過失傷害容疑で書類送検していた。