【ONE】ダウン応酬の激闘演じるも初参戦の上西勇弥がTKO負け
ONE Friday Fights 57 2024年3月29日(金)タイ・ルンピニースタジアム 【写真】上西は果敢に打ち合いも見せた ▼第3試合 キャッチウェイト(68.9kg)ムエタイ 3分3R 〇トゥアン・トラン(ベトナム) [3R 0分56秒 TKO] ×上西勇弥(TEAM Hi-UP) ▼第3試合 キャッチウェイト(68.9kg)ムエタイ 3分3R ○トゥアン・トラン(ベトナム) TKO 3R 0分56秒 ※4ノックダウン ×上西勇弥(TEAM Hi-UP) 上西は幼少期から空手を学び、19歳からキックボクシングを始めてアマチュア無敗。2017年にはボクシングのプロテストに合格。その後もレスリングやMMAを学び、2019年にブラジルのキックボクシング大会にて65kg以下トーナメント優勝。 2019年12月には『TWOFC(TACHI WAZA OPEN FINGER CHAMPIONSHIP)』という大会で、ラジャダムナンスタジアム元王者の肩書きを持つTOMとチャイディー・力にオープンフィンガーグローブ着用のヒジありムエタイルールで勝利している。2023年2月の第1回『NARIAGARI』のメインイベントで寒天マン(春日井“寒天”たけし)とキックルールで対戦し、判定負けしている。 トランはムエタイで8勝1敗。 1R、上西はガードを下げて右へ動くが、トランはすぐに距離を詰めての連打を決める。これに打ち合いで応じる上西。トランのワンツー連打にアッパーを交えたコンビネーションで対抗するが、左フックからの右フックでダウンを奪われる。トランは首相撲に捕まえるとボディへヒザを2発突き刺し、2度目のダウンを追加。 さらにボディへのヒザを連打していくトランに上西は打ち合いを挑み、右ストレートをヒットさせる。トランもワンツーで前へ出ていき、上西はあくまでも低いガードでジャブ、右ストレートを出し、フットワークを使ってこのラウンドを凌いだ。 2R、ジャブを出しながらフットワークを使って下がる上西にトランもジャブを突きながら前へ出る。上西はかわしながら右ローを蹴るが、トランのワンツーに大きくグラつく。しかし、前へ来たトランに左フック、右ストレートからの左フックを決めてダウンを奪い返す。再び首相撲からのヒザに捉えるトラン。上西は右の蹴りから右フック、ガードを下げてジャブを打つ。 3Rが始まってすぐ、上西の右ミドルをキャッチしたトランの左ストレートで上西がダウン。立ち上がった上西は打ち合いに行き、トランのワンツーにヒザで対抗する。しかし、ワンツー、左右のボディをもらうと通算4度目のダウンを喫し、トランのTKO勝ちとなった。 激闘を演じたトランには35万バーツのボーナスが贈られた。
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