アウディ「A3」に新型PHEV登場 バッテリーは約2倍に増量、急速充電も可 約720万円から
バッテリーが大幅強化
アウディは10月15日、ハッチバックのA3スポーツバックに新たなプラグインハイブリッド(PHEV)モデルとして「A3スポーツバックTFSI e(A3 Sportback TFSI e)」を発表した。 【写真】電気だけで140km以上走れる! 新型ハイブリッドがすごい【アウディA3スポーツバック40 TFSI eを写真で見る】 (14枚) 既存モデルの改良新型で、バッテリー容量が従来の13kWhから25.7kWh(使用可能容量:19.7kWh)に増強された。電気のみで走るEV航続距離は最大143km(WLTPサイクル)に伸び、市販されているPHEVの中でも最長クラスを誇る。 また、バッテリーは最大50kWでの急速充電が可能となり、新しいトランスミッション一体型の電気モーター(最高出力115ps)を採用したことで、EVモードの最高速度は140km/hに達する。 フォルクスワーゲン・ゴルフeハイブリッドと共通の1.5L 4気筒ガソリンをベースにしたハイブリッド・システムは、合計出力204psを発生。0-100km/h加速タイムは7.4秒、最高速度は225km/hとなる。 また、合計出力272psの「A3スポーツバック45 TFSI e」も設定され、0-100km/h加速6.3秒、最高速度237 km/hを謳う。 アウディによると、シャシーは後部座席の下に搭載されるバッテリーの重量増を考慮して特別にチューニングされており、高いスプリングレートと硬めのダンピングにより「乗り心地とダイナミクスを同等に確保」するという。 欧州価格は4万4200 ユーロ(約720万円)から。
フェリックス・ペイジ(執筆) 林汰久也(翻訳)