現金は総額1億6876万1829円 スイカや入れ歯に消火器も 増加傾向の落とし物
ここは、県内の落とし物のうち、およそ4割を管理している宮崎北警察署の倉庫だ。 大量の傘に、布団。なかには、魚が入っていたという発泡スチロールや消火器などの落とし物がずらりと並べられている。 落とし物の数が増えている背景にあるのがコロナ禍だ。 (宮崎県警察本部会計課 江藤之重管理官) 「新型コロナ対策の行動制限が解除されて人の動きが活発になったこと、最近では小型化した商品の普及により携帯するものが増えて、そういったことも一つの(落とし物が)増えてる要因でないかと思っております」 また、ワイヤレスイヤホンや折り畳み傘など持ち運びしやすいよう様々なアイテムが小型化していることも要因の一つだという。 ■返還されない落とし物は廃棄処分 その費用は税金 しかし、落とし物の多くは持ち主に返されないのが実情だ。 返還されなかった場合はその多くが廃棄処分となり、その処分にかかる費用はわれわれの税金でまかなわれている。 (宮崎県警察本部会計課 江藤之重管理官) 「落とされた方の大切な物がたくさん落とし物として届けられてますので、落とし物をしないように注意して頂いて、もし、落とした時、物を拾った時は近くの交番、駐在所、警察署などに速やかに届けて頂きたいと思います」 今も人知れず、持ち主を待ち続けている落とし物の数々。自分の持ち物にはどんな物だろうと責任を持ちたいものだ。 【スタジオ】 落とし物が増え続けると置く場所を確保しなければいけないですし、処理するにも手間がかかります。 お出かけの際はしっかり持ち物を確認することが大切です。 ※MRTテレビ「Check!」6月28日(金)放送 「Check!調査班」から
宮崎放送