3バックの使い手アモリムのユナイテッドはどうなる? 機能すれば一気に化ける可能性も
日本代表にも似た攻撃的な3バック
指揮官エリック・テン・ハーグをついに解任したマンチェスター・ユナイテッド。ここまで3勝2分4敗と負け越し、先週末のウェストハム戦も敗北。プレミアリーグ14位に沈んでいた。 [動画]スポルティングCPが3得点快勝のナシオナル戦 シャビ・エルナンデス、エディン・テルジッチ、トーマス・フランクなど後任監督として何人かの名前が挙がっているが、本命は現スポルティングCPのルベン・アモリムとみられている。ユナイテッドはすでにアモリムの契約解除金830万ポンドを払うことに同意したと英『Daily Mail』は伝えている。 同紙はまた、アモリムが指揮官に就任した場合のフォーメーションについても考察している。アモリムはテン・ハーグと違い、現在の日本代表にも似た攻撃的な3バックの使い手だからだ。 同紙は[3-4-2-1]のフォーメーションで次のように予想している。GKにアンドレ・オナナ、3バックは左からリサンドロ・マルティネス、マタイス・デ・リフト、レニー・ヨロ。中盤の4枚は左からルーク・ショー、コビー・メイヌー、マヌエル・ウガルテ、ディオゴ・ダロト。シャドーはマーカス・ラッシュフォードとブルーノ・フェルナンデス。トップにラスムス・ホイルンドだ。 保持時は[3-2-5]にも[3-4-3]にも柔軟に変化するポゼッションスタイルがアモリムの特徴で、テン・ハーグ政権時に懸念された中盤の密度の薄さやウインガーの孤立もうまくいけば解消されそうだ。しかし上記は全選手が健康ならばという前提となっており、現時点ではやはり左ウイングバックのところに不安がある。 ユナイテッドが新監督によってどのような変化を遂げるのか。個人能力の高い選手が揃っていることは間違いないため、機能すれば一気に化ける可能性がある。
構成/ザ・ワールド編集部