「WWDJAPAN」がファッション&ビューティ業界の基礎研究セミナーを開催
年々影響力を増しているのが韓国ビューティと中国ビューティだ。3月14日に東京・表参道で旗艦店をオープンした「タンバリンズ(TAMBURINS)」の成功は「ショールームのような売り場の展開と手に取りやすい価格帯が要因だ」と牧田副編集長は分析する。中国コスメは「フローラシス(FLORASIS)」が代表的で、カラーコスメやデザイン性の高いパッケージを強みとしている。
ビューティ業界の消費者動向は「以前は“これを持っている私おしゃれ”という動機が強かったが、現在は効果や効能を重視した購買に移ってきている」と牧田副編集長は解説する。より実感を求めて美容医療の普及も進んでおり、投資や投機として美容医療を捉える人が増えているという。成分重視の傾向を象徴する存在として代表的なのが、成分をそのまま商品名にしている「オーディナリー(THE ORDINARY)」。そのほか、直近では細胞レベルでパーソナライズされた商品やサービスの開発が進んでおり、今後もこの傾向が進むと牧田副編集長は踏んでいる。
業界を代表するデザイナーたち
大塚千践副編集長は業界を代表するデザイナーを紹介した。「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のファレル・ウィリアムス、「ディオール」兼「フェンディ(FENDI)」のキム・ジョーンズ、「グッチ(GUCCI)」のアレッサンドロ・ミケーレ、「バレンシアガ(BALENCIAGA)」のデムナの4人の名を挙げた。コレクションを通して古来のジェンダー観に囚われないスタイルや社会課題への意思を提示するなど、革新的なデザイナーたちの台頭が目立っているという。
アーカイブ動画の視聴はこちら
購入には事前にOneStreamの会員登録が必要です。 視聴期限:2025年5月22日(木)23:59 まで 「アカウント作成はこちら」から作成してください。 ※10分間のお試し視聴ののち、「購入する」ボタンが表示されます。