英プルーデンシャル、イーストスプリングの少数株売却を検討-関係者
(ブルームバーグ): 英保険大手プルーデンシャルは傘下の資産運用会社イーストスプリング・インベストメンツの事業拡大を支援するため、少数株式売却などの選択肢を検討している。事情に詳しい関係者が明らかにした。
プルーデンシャルは財務アドバイザーを起用し、シンガポールを本拠とするイーストスプリングの事業見直しを進めている。非公開情報だとして関係者が匿名を条件に語った。
イーストスプリングの企業価値を約30億ドル(約4500億円)と評価し、株式が売却される可能性があるという。
関係者によれば、プルーデンシャルがイーストスプリングの持ち分約30%を売却し、プライベートクレジットやドル建て資産などの分野で多角化を支援する提携を結ぶことなどが選択肢になっているという。
プルーデンシャルは他の投資会社を含む買い手候補への打診を始めたと関係者は説明。検討は予備的なものであり、最終的な決定は下されていないとしている。
プルーデンシャルとイーストスプリングの担当者はコメントを控えた。
原題:Prudential Is Said to Consider Selling Stake in Eastspring (2) (抜粋)
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Manuel Baigorri, Elffie Chew