キッチンの「換気扇」をつけっぱなしにして旅行に行ってしまいました。いくら電気代を無駄にしたでしょうか?
キッチンの換気扇をつけっぱなしにした場合、電気代はいくらかかる?
換気扇の電気代は、「消費電力量(kWh)×電力料金単価(円/kWh)」という計算式で求められます。 まず、消費電力量を計算します。消費電力量は「消費電力(W)×使用時間(h)」で求められます。消費電力は製品ごとに異なるため、事前に確認しておきましょう。例えば、消費電力が30Wの換気扇を1日に24時間使用した場合、消費電力量は「30W×24h=720Wh」となります。 次に、消費電力量をWhからkWhに変換します。1000Whは1kWhに相当するため、720Whは0.72kWhになります。この0.72kWhに、1kWhあたりの電力料金単価を掛けます。仮に電力料金単価が31円/kWhの場合、換気扇を24時間使用したときの電気代は、0.72kWh×31円/kWh=22.32円です。 なお、1kWhあたりの31円という電力料金単価は、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が算出している目安単価です。実際の料金単価は電力会社や契約プラン、地域によって異なることがあるのでご注意ください。 今回の事例ではキッチンの換気扇をつけっぱなしにして旅行に行ってしまったということです。例えば、上記の換気扇を旅行中3日間つけっぱなしにしてしまった場合は「22.32円×3日間=約67円」、1週間つけっぱなしにしてしまった場合は「22.32円×7日間=約156円」の電気代がかかっている計算となります。 ただし、前述の通り、消費電力は製品によって異なります。ご自宅で使用している換気扇の消費電力を確認し、電気代がいくらかかっているのか把握することをおすすめします。
旅行前のチェックを忘れないようにしよう!
旅行は楽しいですが、出発前に必要な準備を怠ると、思わぬトラブルに見舞われることがあります。特に、換気扇などの電気製品のつけっぱなしによって、想定外の電気代が請求されるかもしれません。 旅行含め、家を長期で空ける前には、家の中をチェックする時間を確保しておくと安心です。準備がしっかりできていれば、現地での時間を存分に楽しむことができるでしょう。 出典 公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問Q&A カタログなどに載っている電力料金の目安単価とは何ですか? 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部