キッチンの「換気扇」をつけっぱなしにして旅行に行ってしまいました。いくら電気代を無駄にしたでしょうか?
旅行に行く際、うっかりキッチンの換気扇をつけっぱなしにしてしまった経験はありませんか。こういったことが電気代にどれだけの影響を与えるのか気になるところです。 旅行を含め、特に長期間家を留守にする場合、換気扇が回り続けることで無駄な電力消費が発生し、その結果、想定外の電気代の請求が届く可能性がないとはいいきれません。 本記事では、換気扇の種類やキッチンの換気扇をつけっぱなしにした場合の電気代について解説します。ご自身の換気扇の使用による、だいたいの電気代を把握しておくことで、無駄な電力消費への抑止にもつながるかもしれません。ぜひ参考にしてみてください。 ▼エアコンを「24時間」つけっぱなしだと、電気代はいくらかかる? 1ヶ月の電気代を試算
換気扇の種類
換気扇は、羽根の形状の種類によって適した設置場所に違いがあります。ここでは3つの種類を、その特性と併せて紹介します。 ■プロペラファン プロペラファンは、扇風機の羽根を思い浮かべると分かりやすいでしょう。この羽根の形状を持つファンは、風を送り出すことで効果的に涼しい空気を運びます。 プロペラファンは主に壁に設置され、キッチンのコンロの上に取り付けて排気などに使用されます。外部に直結しているため、外の影響を受けやすく、強風時には排気力が低下するというデメリットがあります。また、その構造から、高気密住宅には適していません。 ■シロッコファン シロッコファンは、扇風機とは異なり、筒の中に羽根が付いている構造です。風量が安定しやすく、外部の影響を受けにくいため、高気密住宅にも適しています。ダクトを使って排気することで設置場所に柔軟性があり、キッチンや浴室などさまざまな場所で使用できます。 ■ターボファン ターボファンは形状的にはシロッコファンに似ていますが、羽根の枚数が少なく、大きいことが特徴です。このため、プロペラファンとシロッコファンの中間的な位置づけといえます。効率面で見た場合、換気性能ではプロペラファンを上回り、ダクトを使って排気を行うため、設置場所に制限が少ないのがメリットです。