【MLB】ロッキーズが内野手ファーマーと1年契約 内野全ポジションを守るユーティリティ性が武器
日本時間11月24日、ロッキーズはベテラン内野手のカイル・ファーマーと2026年シーズンの相互契約オプション付きの1年契約を結んだことを発表した。ロッキーズは前日23日に、二塁手のレギュラーを務めていたブレンダン・ロジャースをノンテンダーFAとして放出しており、ファーマーは主に二塁手を任されるものと思われる。 現在34歳のファーマーは、2017年にドジャースでデビューすると、その後レッズ、ツインズと3球団を渡り歩き通算474安打、55本塁打をマーク。昨年は右肩の故障で107試合の出場にとどまったものの、二塁手を中心に内野全ポジションを守れるほか、緊急時には外野や捕手の守備にも就くことができるユーティリティー性の高さを武器としている。 ロッキーズは昨年メジャーデビューのアーロン・シャンク、アダエル・アマダーも正二塁手候補となるが、どちらもメジャーの壁にぶつかっており、まだ不安がある状況。ファーマーは基本的に二塁手のレギュラーを務めながら、遊撃手のエゼキエル・トーバーや三塁手のライアン・マクマーンの休養時には彼らのバックアップも任されることとなりそうだ。また、若手内野手が成長しレギュラーを奪った際にもユーティリティーとして幅広い選択肢を持っており、ファーマーの獲得は過渡期にあるロッキーズにとっては的確な補強と言えるだろう。