「1円玉5円玉が大量に投入」「100円のものを60円とかで買われた」“日本だからこそできる商売”野菜の無人直売所の実態
コロナ禍をきっかけに3年前にオープンしたばかりの無人直売所。 立派なきゅうりなど昼ごろには完売することも多いという人気の直売所だが、ここでも被害が… (ながとも信農園 永友寛枝さん) 「ごくまれに、100円玉と1円玉同じ色だから1円だけ入れられたり、100円のものを60円とかで買われたりとか、たまになんですけどいらっしゃいます」 (ながとも信農園 永友尚志さん) 「(防犯カメラに)見えないように、(硬貨を)入れられる、向こうもなかなか考えている」 ■コインロッカー型の無人直売所 次々と明らかになる盗難被害。こうしたなか、防犯対策を強化した無人直売所も。 (長友幸生記者) 「こちらでは、コインロッカーを使って、無人で野菜を販売しています」 小林市の農家、立野重利さんは、コインロッカー型の無人直売所を運営。 購入する際は、100円玉を入れると、野菜が入った棚の扉が開く仕組みになっている。 (農家 立野重利さん) 「完全にお金をいれないと開かないから」 この仕組みを取り入れたのは3年ほど前。 立野さんはそれ以降、安心して無人販売を行っていると話す。 (農家 立野重利さん) 「夕方はもう早めに帰るんですよ。こっち(通常の棚)に出していても(コインロッカーに)入れておけば」 日本ならではの風景ともいえる野菜の無人直売所。 正しい金額を払わなかったり野菜を持ち去ったりする行為はもちろん犯罪だ。 【参考】 今回取材した直売所では、サルやカラスなど動物による被害はないということでした。 また、取材した場所では、盗む際、硬貨を入れるふりをしていたなどの手口も聞かれました。 また、近くで多くの人が集まるイベントなどがあると被害が増える傾向があるということです。 県外では無人販売店などでの窃盗で犯人が逮捕されているケースも実際多くあります。 「盗む」ということは犯罪ですので、地域の信頼関係をしっかりと守っていきたいものです。 ※MRTテレビ「Check!」11月27日(水)放送 「Check!調査班」から
宮崎放送