「打ててうれしい」青森山田の主砲・原田の先制弾で勢いつけ2戦連続2桁安打で快勝!チームは25年ぶりベスト8進出!【24年・夏甲子園】
<第106回全国高校野球選手権大会:青森山田5ー0石橋>◇16日◇3回戦◇甲子園 青森山田(青森)が投打で石橋(栃木)を圧倒し、ベスト8進出を決めた。 【トーナメント表】甲子園大会 9日目までの結果一覧 チームを試合を勢いづけたのは、初回に先制弾を放った4番の原田 純希内野手(3年)だ。2死二塁から2球目の変化球を強く叩くと、「センター方向を意識した」と打球の勢いは止まることなくバックスクリーン横まで飛ばした。打球がスタンドに消えると共に球場はざわついた。自慢のパワーを見せつけた原田は「会場全体が盛り上がったので、打ててうれしかったです」と振り返っていた。 県大会から本塁打を量産していた原田。春季から本塁打を量産し、夏の青森大会準々決勝で八戸学院光星を相手に2打席連続を放っている。「新基準バットになってウエイトトレーニング。特にスクワットにこだわって取り組んだ。打撃ではバックスピンをかけて低く鋭い打球を飛ばすことを心がけている」と冬から積んだ練習で自信をつけた。初戦は不発に終わったが、「初戦で打てなくて悔しい思いをしたので、この試合でしっかり打てて良かったです」と悔しさを晴らす活躍を見せた。兜森 崇朗監督も「技術は悪くないと思っていました。いつも通り自信を持っていこうと話をしただけです」と厚い信頼を寄せている4番が期待に応えていた。 打線全体で見ても2試合合計で23安打と当たっている。大会2号を放った佐藤 洸史郎外野手(2年)や2試合計5安打の菊池 伊真内野手(2年)、木製バットでセンバツから快音を響かせてた対馬 陸翔外野手(3年)、吉川 勇大内野手(3年)ら、強力な布陣を形成している。原田も、「自分が打てなくても下位打線が打ってくれていたので、この試合は気楽に打つことができました」と語っていた。 強力打線に加えて投手陣も枚数が揃い、ここまで2戦1失点と盤石な試合を続けている。兜森監督は、「今日はエースの関 (浩一郎投手・3年)を無理させたくなかった。その中で2年生投手に櫻田(朔投手・3年)も含めて踏ん張ってくれたのは助かりました。チームとしてもまた力がついたと思います」と振り返っていた。