2024年の婚活市場をズバリ表す「衝撃の漢字」、誰も彼もが最初に気にするようになってしまったこと
確かにパッと見た感じは50代には見えません。資産家で経済的なゆとりがあり、それでいて腰が低くて礼儀正しく明るい性格。とはいえ、年齢が年齢なのと、離婚歴があるため婚活では不利になるかと思いました。 しかも、Aさんが相手の女性に求めるものも、やはり「顔」。自分にシワがまったくないため、40代女性とお見合いしたときは、「目尻がシワシワで気になります」とお断り。 「40代ならそれくらい当たり前ですよ」とアドバイスしましたが、鏡で自分のツルツルの顔を見慣れているせいか、相手に対してもどうしても厳しくなってしまいます。「40代以上の女性の場合、整形はメンテナンスと呼ぶ」とも豪語していました。
整形については「まったく気にしない」という男性と、「いやだ、ナチュラル美人がいい」という男性がいます。お見合いの後、「とてもきれいな方でしたが、整形したのでしょうか」と問い合わせがくることも。もちろん守秘義務があるので明かすことはありません。 シワやシミをとったり、注射で肌をふっくらさせてハリを出すといった程度なら、気にしない男性が多いでしょう。Aさんもその1人。元妻には自分の通っているクリニックを紹介してあげたそうです。男女が美容について情報交換をして、一緒に美容皮膚科に行くことも珍しくなくなりました。
そんな美意識の高いAさん。婚活ではどうなるかと思っていましたが、なんと入会から半年ほどで成婚退会。お相手は旅行が大好きな一流企業に務める40代女性。一緒に旅をしてくれる人を探しており、資産家で時間に余裕のあるAさんがぴったりでした。 ただ、当初はAさんが50代であること離婚歴があることが引っかかっていたようです。「見た感じはとても若いんですよ」と、写真を見せたら「本当だ、40代に見えます」とびっくり。迷いが吹っ切れたそうです。
Aさんのような男性が増えてきたとはいえ、私の感覚でいうと婚活中の男性の約2割程度。残り8割はやはりズボラ。美容にまったく興味がなく、眉毛、鼻毛が伸び放題。 体臭のケアすら怠っています。30代までは多少ズボラでも、毎日シャワーを浴びて服装をきちんとすれば清潔感が出ますが、40半ばを過ぎるとなかなか難しい面があります。 ■100キロから25キロ減量して美意識に目覚めた 外資系会社員男性のBさんは、入会当初、体重が100キロを超えていました。いつもコーラの1リットルボトルを持ち歩いていたので、「それは太る一方です。甘い飲み物はやめましょう」とアドバイス。そこから一念発起して週2回ジムに通い、甘いものを制限するダイエットを始めて、1年ほどかけて25キロ減量。顔も見違えるほど小さくなりました。