2024年の婚活市場をズバリ表す「衝撃の漢字」、誰も彼もが最初に気にするようになってしまったこと
そこに加えて、コロナ禍を経て生身の人間と触れる機会が減ってしまった。電車に乗っていてもみなさん周りを見ることなく、ずっとスマホに視線を落としています。 暇さえあればスマホ。スマホがマイフレンド。バーチャルの世界を見慣れすぎている一方で、生身の人間を見ていなさすぎて、男女とも「人間の顔」では満足できなくなっているのです。 ■ルッキズム批判の一方で、広がる美容整形 肝心な生身の人間も写真を人形のように加工することが当たり前の時代になりました。世の中の流れは、ルッキズム批判。その一方で、TikTokなどでは整形の話題が次々に出てきて、若い世代がこれまで以上に顔にこだわるようになってきたという矛盾が起きています。
7、8年前までは、理想の相手にアイドルの名前を挙げる人はごく少数派でした。今は、アイドルを超えてアニメのキャラクターを理想として挙げる人も。 アニメのキャラクターとなると、アイドルのようなきれいな顔をはるかに超えて、目が顔の4分の1くらいあります。「それは人間ではないですよね。地上にはいませんよ」と、やんわり指摘するしかありません。 結婚相談所に入会する際、女性はすでにあちこちに注射を打ったり、目を二重にしたり鼻を細く高くしたりと、いろいろと手を加えています。1日何人も同様の女性を見ますから、パッと見てわかるようになってきました。
あまりに一般的になりすぎて、それが通常の状態のように感じられるくらいです。男性においては、20代30代の脱毛は一般化した感があります。その年齢層が徐々に広がり、また脱毛以外にも施術箇所が広がってきています。 ■美容医療でお肌ツヤツヤの50代男性 50代男性のAさんは、顔に若返りを目的としたさまざまな注射などを打っており、いつもツヤツヤ、パーンとハリがあります。顔だけでなく体も毎日ジムに行って鍛えていて、お腹が出ないように食生活にも気をつけ、ムキムキとした体のラインがよく見えるような服装をしています。そんな自分の姿にほれぼれしているようです。