田崎史郎氏 自民抗争→分裂危機、石破首相に旧安倍派が激怒「かつてない亀裂です」 倒閣宣言してる議員も「相当な戦いに」 恵俊彰「高市さんサイドは?」
政治評論家の田崎史郎氏が7日と8日にTBS「ひるおび」に出演。石破茂首相が衆院解散後の総選挙で、裏金議員に対して比例との重複立候補を認めず、一部は非公認とする方針を明らかにしたことで、旧安倍派との抗争が激化していると指摘した。 【写真】だらし内閣と言われ 問題の集合写真が修整されていた! 7日には「党内融和的にはまったく逆行してます。選挙終わったら、相当な戦いになるでしょう」と指摘した。 「当選してきた旧安倍派の人たちは、倒閣運動に入るって宣言している人もいますから。やってやるよ、と」と語った。司会の恵俊彰が「高市さんサイドは?」と高市早苗氏の周辺について聞くと、田崎氏は「その人たちも、そうですよ」と返し「酷すぎると、安倍派つぶしの最終段階、総仕上げだという認識ですね」と語った。 倒閣が起きかねないラインとして、石破自民にとっては衆院選で自公で過半数233が一応の最低ラインと目されているとする一方で、より難しい「自民党単独で過半数というものさしもある」と指摘。「そっちのほうで、非主流の人たちは、動いてしまうと思います。かつてないほど自民党内に亀裂が入ってます」と述べた。 また8日の番組では「石破さんの側に立っている人に聞くと、もっと反対してほしいんですよね、反発してくれたほうが、自分たちがやってる感が出る」と石破首相側の思惑を指摘した。 現在、裏金議員側の反発について「みなさんオフレコのコメントだけなんで、カメラの前で堂々と言う人がいないんですよ。言えば、すぐ裏金議員だと叩かれるに決まってますし、顔出したとたん、お前な、って言われるわけですよ。そこは空気読んでいて」と説明。「当選したら倒閣運動を起こすと言っている安倍派議員もいる」とするも、現状は「みなさんオフレコではグジグジむちゃくちゃなこと言ってんだけど、表では言わないんですよ」と語った。