ターザンのジャングルパワー炸裂。左ストレート一発でRUIを秒殺し「誰でもノックアウトできる」と豪語【K-1】
初参戦のティアン・ターザン(オランダ/Luc Verheije Fight Club)が戦慄の秒殺KOでド派手なK-1デビューを飾った。 ターザンは「K-1 WORLD GP 2024 in TOKYO~FINAL~」(12月14日、東京・代々木第一体育館)でRUI(K-1ジム福岡チームbeginning)と対戦し、1R27秒、左ストレートでKO勝ちを収めた。 1R、ともにサウスポーの構え。ターザンが左カーフを出したタイミングでRUIが前に出るとターザンはカウンターの左ストレート。これがドンピシャのタイミングで決まり、RUIはダウン。そのまま立ち上がれず、ターザンが秒殺KO勝ちを収めた。 ターザンはキックボクシングを始めてわずか5年でEnfusion(エンフュージョン)世界ライトヘビー級とクルーザー級の2階級を制覇した強豪。今年7月に日本で行われた「LEGEND vol.1」に出場し、遊笑からKO勝ち。その直後にマハムード・サッタリを挑発していた。この日の勝利でプロ戦績を27戦27勝(25KO)とした。
ターザンは試合後の会見で「もう少し長く戦いたかったが、私のジャングルパワーがとても強かった。相手はいい選手だったと思っている。自信を持ってリングに上がってきたと思うが、結局は私がノックアウトした」などと試合を振り返った。 フィニッシュの左ストレートについては「実際、パンチを繰り出す前に左カーフを決めて、後ろに下がってからパンチで決めた。45%くらいの力だったと思うが、一人の人間を倒すには十分。100%の力が出た時を見ていてください。あごを的確に打ち抜くことができて、こういった結果になったと思う」と語った。 7月に対戦をアピールしたサッタリとの対戦については「今は誰とでもやりたい。誰でもノックアウトできる。全ての選手をリスペクトしているが、私が世界で一番強いということを証明する」と勝利への自信を見せた。