ランドルの劇的弾の裏でサンズ指揮官がレフェリーに不満。「一貫してほしい」と苦言を呈する一方、フロッピング疑惑も<DUNKSHOOT>
現地時間11月17日(日本時間18日、日付は以下同)に行なわれたミネソタ・ティンバーウルブズとフェニックス・サンズの一戦は、劇的な幕切れとなった。 【動画】ランドルの劇的弾と“フロッピング疑惑”の映像 117-117のタイスコアで迎えた第4クォーター残り2.7秒、ウルブズのラストポゼッション。サイドライン付近でボールを受けたジュリアス・ランドルは、トップ・オブ・ザ・キーに向かってドライブを仕掛け、マークマンのジョシュ・オコーギーを吹き飛ばしながらステップバックで放たれた3ポイントは、試合終了のブザーとともにリングを射抜いた。 勝利の立役者となったランドルはこの日、決勝弾を含む35得点と大爆発。サンズ戦を終えてウエスタン・カンファレンス7位タイの8勝6敗(勝率57.1%)と、開幕からなかなか波に乗り切れないウルブズにとって、この値千金の一発がチームに勢いをもたらす起爆剤となるかもしれない。 ただ、サンズ側はこの敗戦に納得がいっていない様子。というのも、ラストプレーにおいてランドルをマークしていたオコーギーが倒されたわけだが、それはランドルが肘を使って押したからで、オフェンシブ・ファウルによりノーカウントだったのではないかと主張しているのだ。 今季からサンズの指揮を執っているマイク・ブーデンホルザーは、試合を通じて一貫性のないレフェリーのコールにフラストレーションを溜めていたことを、試合後の会見で明かした。 「いいカバーリング、いいスイッチ。ランドルは称賛に値する。彼はタフなショットを決めた。(だが)試合序盤において、あれはプッシュオフ(ファウル)だった。後半になるにつれ、そうコールされなくなった。それはフラストレーションになる。試合開始から終了まで一貫してほしいね」 最近はレフェリーによる誤審で勝敗が左右されるゲームが出てきていただけに、サンズ側としても不満の残るコールだったのだろう。 ただ、このプレーを別アングルから映した映像を確認すると、身体がぶつかっていないにもかかわらずオコーギーがわざと倒れた、つまりフロッピングにも見える。今回ばかりは、レフェリーの判断が正しかったのかもしれない。 構成●ダンクシュート編集部
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