BLドラマ『好きやねんけどどうやろか』で話題!注目の若手俳優・簡秀吉×西山潤が明かした、20代のうちにやっておきたいこと
対照的な2人のもどかしい恋を描いたドラマ『好きやねんけどどうやろか』。小料理屋「たまえ」を営む、コテコテ関西弁肉食系イケメン・松本栄枝役を演じるのは、ドラマ『仮面ライダーギーツ』で注目を集めた簡秀吉さん。そして、栄枝が一目惚れする真面目なバツイチサラリーマン・曽我久志役を、『ドラゴン桜』『VIVANT』『どうする家康』など話題作への出演が続く西山潤さんが演じている。インタビュー後編では、お二人の“仕事観”“人生観”を深掘り! 「新しい現場に入るときに一番気をつけていること」や「二人が20代のうちにやっておきたいこと」って? 【写真を見る】BLドラマ『好きやねんけどどうやろか』で“もどかしい恋”を演じる簡秀吉×西山潤
「途中参加の現場は、当たって砕けろ精神でグイグイ行く」(西山)
――曽我は東京から転勤してきて、大阪のノリになかなかついていけずに悩みます。俳優という職業は作品ごとに新たな出会いをしていくと思いますが、新しい作品に入るときに一番気をつけていることってありますか? 簡 やっぱりまずは所作ですね。礼儀礼節だったり、当たり前のことができていないと印象も良くないですし。 西山 僕はまず、演者さんはもちろん、スタッフさんの名前を覚える作業をします。一緒に作品を作り上げていく上で、お互いに名前で呼び合った方が良いコミュニケーションが取れるんじゃないのかなと思っています。 ――当たり前のことをおろそかにせず、きちんとすることは大切ですよね。シリーズの途中からなど、すでにキャストやスタッフの皆さんの関係性が出来上がっている現場に入るときもあると思いますが、その場合はまた意識される部分も変わってきたりしますか? 西山 そういう現場のときは、時間も限られていたりするじゃないですか。なので、より熱量勝負というか。「嫌われてもいいや」くらいの気持ちで、当たって砕けろ精神でグイグイ行くことが多いですね。 簡 なるほど……。僕はまだ作品に途中から参加した経験がないので、勉強になります。途中から入るにしろ、初めから入るにしろ、第一印象と熱量は大切ですよね。 西山 逆に簡くんは、主演として仮面ライダーを1年やっていたから、迎え入れる側だったわけじゃない? 途中から参加したり、その回だけのゲストの方もいただろうし。 簡 ……! たしかにそうですね。(西山さんに言われて気づいた簡さん) 西山 (笑)。迎え入れる側としては何か意識してた? 簡 それで言うと、ゲストの方々は先輩ばかりでしたが、僕から積極的に話しかけていましたね。芝居のことを聞くのが大好きなので、「なるほど、そう考えてるのか」と学びつつ、聞いたことを早速取り入れたりして。 西山 そういう風に座長から積極的に来てくれるのは嬉しいよね。やりやすい現場になっていくと思うし。 簡 でも、「こういうときどうしてるんですか?」って聞いても、教えてくれない人もいるんです(笑)。言葉で伝えるんじゃなくって、“見て学べ”っていうタイプなのかなと思うんですが……。そういうときは「最近見た映画ありますか?」とか話題を変えて、一歩一歩歩み寄るようにしています。