ゴルフ場のどこでゴルフシューズに履き替える? ベテランシングルが最近“気づいたこと”とは?【参上! ゴルファー応援隊】
ゴルフの上達を目指すゴルファーにとって役立つ情報を発信する「みんゴル・ゴルファー応援隊」。その隊長に就任したシングルプレーヤー・マツケンが上達のヒントになることを紹介。今回は、「どこでゴルフシューズに履き替える?」がテーマです。
どこでゴルフシューズに履き替えますか?
今回は、最近、気になったことをお話ししたいと思います。 ラウンドの時、どこでゴルフシューズに履き替えるか、という問題です。皆さんは、どこで靴を履き替えますか? そもそも自宅からゴルフシューズ、という方もいるかも知れませんね。 ジャケット着用を義務づけているような名門系コースのドレスコードには、ほぼ例外なく「ゴルフシューズでの入場はご遠慮下さい」と謳われていると思います。そういうコースではスニーカーでの入退場も禁止されていますから、一応きちんとした「タウンシューズ」で入場し、ロッカーでゴルフシューズに履き替える、というのが常識と言えるでしょう。 自分は学生の時、試合への行き帰りは学生服、いわゆる「学ラン」着用で、靴は「黒の革靴」となんとも恐ろしい部の決まりがありました。そのため、ゴルフ場へはちゃんとした靴を履いて行って、ロッカーで履き替える、というのが習慣になっていました。 一方、キャディのアルバイトをした後にプレーさせて貰う、なんていう時は、もちろんロッカーなど借りられませんから、駐車場でゴルフシューズに履き替えるというのが当たり前でした。またカジュアルな河川敷コースなんかでも、駐車場で靴を履き替えたりしますし、ドレスコードが緩いコースではスニーカーで入場することもあります。 こう考えていくと、この「シューズをどこで履き替えるか」問題。コースのグレードやドレスコードなど、TPOに応じて使い分ける、というのがほぼ正解なのだと思います。 ところが最近割と目にするのが、このどちらでもなく、キャディバック置き場や、乗用カートのわきでシューズを履き替えているゴルファーです。よく見ていると、宅配便で送ったわけでもないのに、キャディバックのポケットからシューズを取り出して、履き替えています。 え、ということは、シューズはキャディバッグに入れっ放し? というか、靴ベラも無いのにちゃんと履き替えられるの? 色々心配になってしまいますし、はじめは目を疑いました。そしてプレー後も、クラブをしまった後、その場で靴を履き替えていくのです。 まあ、誰に迷惑をかけるわけでもないとは思いますし、ドレスコード的にアウト、なわけでもないのかと思いますが、私的には、ラウンドの前は、ロッカーでしっかり身支度して、シューズの紐を締め直し、姿見で身だしなみをチェックし、「よし、いざ出陣!」という感じでコースに向かうのがルーティーン。 キャディバッグがカートに積まれてから、モソモソ靴を履き替えている姿を見ると「大丈夫?」と思ってしまうのです。うーん、確かに「シューズ忘れた!」という心配も無いし、履き替えたシューズを両手に持ってしっかりクリーニングできたりと、メリットもあるのかも知れません。 でも一番の理由は、ロッカーフィーが別料金になっているコースが増えたことが大きいのかと思います。たまに見かけるのが、ボストンバック的なまあまあ大きなサイズのバッグをカートに載せている方。これもロッカーフィー節約ですかね? こういうのを目にしてしまうと、なにかと世知辛い世の中の現実を見せ付けられたようで、寂しい気持ちになってしまいます。 皆さんは、どう思われますでしょうか? 昭和育ちのベテランゴルファーのつぶやきでした。
ゴルファー応援隊長・マツケン