半導体の技術者不足が深刻化 エンジニア求人、5年で3.8倍
半導体工場の国内回帰が進む中、技術者不足が深刻化している。リクルートによると、2022年度の半導体エンジニアの求人は17年度に比べ3.8倍に急増。世界大手の台湾積体電路製造(TSMC)の熊本県進出で関連企業が集積する九州、次世代半導体の国産化を目指すラピダスが工場を建てる北海道の伸びが高い。 転職サイト「リクルートエージェント」の半導体関連技術者の求人掲載数を集計した。23年上半期(1~6月)で見ると17年同期比4.6倍となる。 TSMCやラピダスが工場を新設する地域の求人は特に多い。22年度は北海道・東北は17年度比で5.4倍、九州・沖縄は5.2倍だった。