賞金総額3億円!女子ゴルフ高額大会の舞台裏…7位でも男子優勝賞金超え 雨で順延〝月曜日決戦〟も選手は大歓迎
女子ゴルフ「アース・モンダミン・カップ」(千葉・カメリアヒルズCC=6688ヤード、パー72)は梅雨入りの影響で雨に悩まされ、2日目以降は連日のサスペンデッド。順延された最終第4ラウンドは、4年ぶりに予備日を使用する24日の〝月曜日決戦〟になったが、選手も大歓迎である。 【写真】雨の中でティーショットを放つ小祝さくら 賞金総額3億円の高額大会。優勝賞金は5400万円。2位2640万円、3位は2100万円…。同週男子の「プレーヤーズチャンピオンシップ・サトウ食品」で2年ぶりに優勝した石川遼の賞金は1000万円。これ、女子の7位(1050万円)とほぼ同額なのである。 だからスケジュール変更も容易?! 予備日24日は「日本女子オープン」(9月26日開幕、茨城)の予選会(千葉、栃木)と重なり、多くの選手がエントリーしていたが、キャンセルして今大会を選択した選手もいた。 3日目を終えて25位タイの高木優奈は「ここで勝負することを決めた」と。12位タイの工藤遥加、42位タイの吉田弓美子も変更組。予選会のエントリー料金2万2000円は返ってこないというが、予選通過最下位目安の70位で60万円だから、回収は容易である。 首位の小祝さくらも、ある意味〝選択組〟。3日目を終え、15アンダーで2位に6打差を付けてひとり旅である。同週開催の海外メジャー「全米女子プロ選手権」への参戦資格があったが、「出たいと思わなかった。海外はシンドイ。日本が居心地がいいって」と。おかげで5400万円也はすぐ目の前にある?! (清水満)