大きなケガ乗り越え甲子園優勝に貢献 京都国際の服部選手、福知山市長に「地元の応援が力になりました」
全国高校野球選手権大会を制した京都国際高校野球部3年の一塁手、服部颯舞選手(福知山ボーイズ出身、成和中学校卒業)が、29日に京都府福知山市役所を表敬訪問し、大橋一夫市長に優勝を報告した。大橋市長からねぎらいの言葉をかけられ、「地元のみなさんの応援が力になりました」と感謝の気持ちを伝えた。 服部選手は、昨年11月の近畿地区大会の準決勝で右ひざ前十字靭帯断裂の大けがを負ったが、懸命のリハビリを経て6月に復帰。甲子園では、スタメンや代打で出場し、準決勝の青森山田戦で決勝点を挙げるなど、チームの初優勝に貢献した。 大橋市長は「京都国際は、どれもすばらしい試合でした。京都代表の優勝もうれしい出来事ですが、服部選手の大けがを乗り越えての活躍に、市民は喜んでおられたでしょう。これからも将来の夢に向かって頑張ってください」と伝えた。 服部選手は「けがは本当に大変で、7カ月くらいリハビリをしていました。甲子園にスタメンで出る機会があるとは思っていなかったので、本当にうれしいです。個人としては甲子園でなかなか結果が残せなかったので、大学では活躍できるように頑張りたい」と話していた。 表敬訪問には、服部選手が小学5、6年時に修斉野球クラブの監督だった市職員の南部諭さん(53)も同席。「主に捕手をしていて、当時からこつこつ努力をする子でした。下級生にアドバイスするなど、人望も厚かったですね」と振り返り、活躍を喜んでいた。