RIZIN女王・伊澤星花 負傷欠場のRENAをバッサリ「逃げるぐらいなら最初から名前出すなよ」
「RIZIN DECADE」(31日、さいたまスーパーアリーナ) 第3部「RIZIN.49」の追加カードが5日、都内で次の通り発表された。 ◆RIZINライト級タイトルマッチ 【王者】ホベルト・サトシ・ソウザ(35)=ブラジル=-【挑戦者】ヴガール・ケラモフ(32)=アゼルバイジャン= ◆RIZINフライ級タイトルマッチ 【王者】堀口恭司(34)=アメリカントップチーム=-【挑戦者】エンカジーロ・ズールー(35)=南アフリカ= ◆RIZINバンタム級次期挑戦者決定戦 元谷友貴(35)=アメリカントップチーム=-秋元強真(18)=ジャパントップチーム= ◆MMAルール49・0キロ 伊澤星花(27)=Rois/ジャパントップチーム=-ルシア・アプデリガリム(20)=アルゼンチン= ◆同66・0キロ 武田光司(29)=フリー=-新居すぐる(33)=ハイローラーズエンターテインメント= ◆同61・0キロ 大雅(28)=トライハード/リバーサル横浜グランドスラム=-梅野源治(35)=フェニックス= ◆RIZIN甲子園決勝戦MMAルール61・0キロ 横内三旺(18)=FourRhombus=-斉藤健心(16)=カルペディエム横浜= RIZIN甲子園決勝戦は5分2回戦、他は5分3回戦となる。 記者会見にはサトシ、元谷、秋元、伊澤、武田、新居、大雅、梅野、榊原信行CEOが出席。堀口はリモート参加した。 ◇ ◇ 榊原氏によると、伊澤はRENAを挑戦者に迎えてのRIZIN女子スーパーアトム級王座の防衛戦を調整していたが、RENAが「ケガのため正式発表に至らない状況」と説明した。 伊澤は「RENA選手なんですけど、自分のことをけっこう前から、伊澤に勝てるのは私だけとか、伊澤じゃ女子格を担えないとか言ってるんですけど、実際試合が決まりそうになるといつも逃げちゃうんで、逃げるぐらいなら最初から名前出すなよって思います」とRENAをバッサリ。 今後、RENA戦を受けるかと聞かれると「見たい人がいるなら受けるんですけど、また逃げちゃうかもしれないじゃないですか。分かんないけど」と突き放した。 榊原氏はRENAの状態について「出稽古に行った時に傷めてしまって、体重を49キロに落とすための基礎的な走り込みだとか、そういう調整ができそうにない感じ」と補足。伊澤の猛批判があったからか、「本人の名誉のことで言うと逃げたわけではなくて、本人もやるということで準備を整えて詳細を進めた中で残念ながらケガをしてしまったということなので」とフォローし、伊澤に対しても「結果そうなっている(欠場)んでね、ケガをせずにしっかり調整してこいよということだと思う」とおもんぱかった。 ◇ ◇ 梅野と大雅はともにキックボクシングで大活躍し、MMA初戦となる。 大雅は「K-1取ってRISE取って、あとはなんでもありしかないなと思って来させていただきました。僕が強くなるのは時間の問題なので楽しみにしてください。今の一番の目標はRIZINでベルトを取ることなんで」、キックでは大雅に判定負けしている梅野は「お互い生半可な気持ちでMMAのリングに立つわけではないので、大雅選手とならいいMMAのデビュー戦を飾れるかなと思って受けました」と話した。 ◇ ◇ 武田と新居はプロ格闘技デビュー前から、セキュリティー業で先輩・後輩の間柄(新居が先輩)で親交があった。 新居は「ずっと仲が良くて、成績では武田がすごく上で尊敬していた。感慨深い。僕らの格闘技の生きざまを見せる」、武田は「好きなお兄ちゃんというか、プライベートでも関わりあるすぐるさんと試合するとは思っていなかった。人として人間として大きな試練だと思っている。ここで勝って人としてもファイターとしても成長できたらと思っている」と語り、固い握手を交わした。 ◇ ◇ 超新星・秋元は「圧倒的に勝って来年必ずベルトを巻く。自分のスピードだったり打撃技術には全くついて来られないと思うので、寝技と首に気をつけて戦いたい」と息巻き、ベテランの元谷は「秋元選手はすごく若くてすごい完成度も高いんで、いい試合を見せられるんじゃないかな」と述べた。 ◇ ◇ 堀口は「相手はすごく打撃がうまいんで、しっかり気をつけていろいろ組み立てていけたらと思っている。名前は知らなかった、正直。映像を見たらいい選手だと思った。どんな選手でも強いところはある。そこを何もさせず倒すのが王者なので」とKO防衛を宣言。 サトシは「この名前が来たのには、ホントにビックリした。スタイルがちょっと似てるから、いい試合になると思います。(相手は)パンチもキックも、全部が思い切り出す印象。柔術のフィニッシュを考えます。彼が階級を上げて(ライト級の)誰とも試合してないからおかしいなと思ったけど、強い選手だからしょうがない」と、ケラモフの2階級制覇の野望を一本勝ちで跳ね返すことを誓った。