【オータムリーグレポート】U22代表での経験を糧に、神奈川大の飛躍に貢献することが期待される長谷川比源
本当に元NBA選手だったり、そういうプロでやっているチームと毎試合やることができて、やっぱり普段味わえないこと、普段は自分がレイアップに行ったときにブロックされないけど、そういう国際大会ではされたりすることもありました。そこの工夫だったり、フィジカルの部分もやっぱり足りないなって感じました。ウエイトトレーニングをしっかりと今取り組んでいて、そういう意味では自分の弱点を見つけられたので、本当にいい経験でした」
米須玲音、戦列復帰
日本大は白鴎大との開幕戦で65対74のスコアで競り負けたが、司令塔の米須玲音が完全復活に向けて第一歩を踏み出した。
「ラストシーズンなので、そのためにケガを治してたいという思いで自分はやってきた。リーグ戦やインカレがありますけど、このリーグ戦でチームとしてしっかり結果を残せればベストです。自分自身はコートから離れていてやれていない部分があるので、成長にもつながるかと思っています」と話した米須は、オータムリーグが今年度初の公式戦ということもあり、前半は明らかにゲーム感覚が戻っていない感じだった。
しかし、後半になるとリズムをつかみ、コンゴロー・デイビッドにドンピシャのパスを通すなど、アシストが7本と米須らしいプレーは増えていった。
「相手のホームコートで(雰囲気に)飲まれている部分もあったんですけど、シュート1本決めてから自分の流れ、ディフェンスもオフェンスもやれたのが一つの収穫かなと思います」
約10か月ゲームから離れていた米須だが、白鴎大戦で先発すると出場時間はデイビッドに次いで2番目に長い25分57秒間プレー。肩の脱臼や膝の前十字靭帯断裂といった故障に泣かされ続けた大学でのキャリアだが、今後の試合で25~30分出場できれば、頂点を目指す日本大にとっては大きなプラス材料になるだろう。東山高時代に素晴らしいゲームメイクで多くの人を魅了した姿が、このオータムリーグで見られそうと感じさせる開幕戦だった。