日本VS韓国!? アジア人の移籍金ランキング4位。衝撃の45億円! 日本人の価値を高めた男
近年、サッカー界でアジア人選手の存在感が増している。かつては欧州や南米の選手が移籍市場の中心的存在でアジア人選手の評価は低かったが、もはやその構図は崩れつつあると言える。今回は、情報サイト『transfermarkt』が算出したアジア人サッカー選手の歴代移籍金ランキングを紹介する。※金額が並んだ場合の順位はサイトに準拠。データは8月11日時点
4位:中田英寿(元日本代表) 生年月日:1977年1月22日 移籍先:ローマ(イタリア)→パルマ(イタリア) 移籍金:2840万ユーロ(約45.4億円) アジア人サッカー選手の歴代移籍金ランキングで4位に入ったのは、日本代表の“レジェンド”中田英寿。8位でも名前が挙がっており、今回2度目のランクインとなる。 2000/01シーズンにローマで日本人選手初のセリエA優勝メンバーとなった中田は、2001年7月にパルマへ完全移籍。移籍金2840万ユーロ(約45.4億円)は当時のアジア人選手としての最高額だった。当初、獲得を狙っていたマヌエル・ルイ・コスタがACミランに移籍したことで中田に白羽の矢を立てたという一連の経緯からも、パルマの期待度の高さがうかがえる。 2002/03シーズンはブラジル代表FWアドリアーノ、ルーマニア代表FWアドリアン・ムトゥと強力な攻撃陣を形成。破壊力抜群のアタッカー陣は“トリアイナ(三叉の槍)”と称された。 パルマ時代後期には守備的な役割を求められることが多くなり、中田は本来の特長を発揮しきれない日々を過ごすようになった。高額な移籍金に見合うだけのパフォーマンスを披露できたかどうかについては、疑問が残るところだろう。だが、21歳で「世界最高峰のリーグ」と言われたセリエAに挑戦し、日本サッカー界の未来を切り拓いてきた功績に疑いの余地はない。中田がイタリアの地で見せた奮闘の軌跡は、後に多くの日本人選手にとっての道しるべとなった。
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