ファクトリー契約を外れたジャンマリア・ブルーニ、2025年もポルシェ963でIMSA参戦へ。チームは移籍
JDCミラー・モータースポーツは、2025年のIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権GTPクラスにおいて、ティメン・バン・デル・ヘルムとともに、ジャンマリア・ブルーニをフルシーズンの新ドライバーとして迎え入れることを認めた。 【写真】デイトナ・インターナショナル・スピードウェイのバンクを走行するJDCミラー・モータースポーツの85号車ポルシェ963 ポルシェとのファクトリー契約が更新されなかったブルーニは、過去2年間ドライバーを務めたプロトン・コンペティションから移籍する形となり、引き続きポルシェ963のステアリングを握る。 「2025年のIMSAウェザーテック選手権シーズンで、JDCミラー・モータースポーツに加入できて、とてもうれしい」と43歳のブルーニは語った。 「11月のデイトナテストで数日間チームと過ごしたが、IMSAの選手権全体を通して彼らと一緒に仕事ができるのが待ちきれない」 「とてもやる気にあふれているし、素晴らしい結果が出るものと予期している。デイトナで、そしてウェザーテック選手権のシーズン全体を通して、新しいチームメイトと一緒に仕事ができるのを楽しみにしている」 ブルーニは、2024年シーズンの終わりにフルタイムのレースから引退したリチャード・ウェストブルックの後任となる。 「ジミをJDCミラー・ファミリーに迎えることができて、とても興奮している」とチーム代表のジョン・チャーチは語った。 「彼の素晴らしい実績とスポーツカーレースへの深い理解は、その名声を物語っている」 「彼の経験とスキルが、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権での成功を目指す上で役立つと信じている」 「彼とティメンは、チャンピオンシップを争うために必要な、ワールドクラスのドライバーコンビだ」 元F1ドライバーのブルーニは、今月行われるシーズン開幕戦デイトナ24時間のエントリーリストにおいて、当初はプロトンのポルシェに名前が記載されていたが、現在ではそれが誤りであったことが判明している。 このシーズン開幕戦では、ABB FIAフォーミュラE世界チャンピオンのパスカル・ウェーレインがJDCミラーからスポット参戦することがすでに発表されている。また、インディNXTドライバーであるブライス・アーロンもエントリーリストに記載されており、これでデイトナにおけるJDCミラーの85号車ポルシェは4名のドライバー全員が確定したことになる。 [オートスポーツweb 2025年01月07日]