木村拓哉、フランスでの撮影「非常に刺激的だった」 映画「グランメゾン・パリ」公開
俳優の木村拓哉が30日、東京都内で行われた映画「グランメゾン・パリ」(塚原あゆ子監督)の初日舞台あいさつにキャストらと共に出席した。 テレビドラマ「グランメゾン東京」の劇場版となる今作では、パリに新店舗を開き、ミシュランで三つ星の獲得を目指す尾花夏樹(木村)たちの奮闘が描かれる。前日にスペシャルドラマが放送されてからの公開で、木村は「きょうはチーム・グランメゾンでつないできた制作者や出演者の時間が、客席の皆さんにバトンタッチされる日。うれしいけれど、少しだけ寂しい気持ちもあります」と本音をのぞかせた。 フランスでの撮影は「(パリは)ファッションウィークのタイミングで、非常に刺激的だった」と木村。フランス語での演技もあり、「最初に台本を拝見した時はフランス語で表現する部分も日本語だった。でも、完成した台本を見たら、全部フランス語で記されていた…。あれはテーブルに一回、置きますよ」と振り返った。 その上で、「僕らにフランス語の指導をしてくださったスタッフの皆さんが、登場人物と同じぐらい諦めず、現場に常に存在してくれたから、この作品が出来上がったと言っても過言ではない」と感謝していた。 一方、シェフ役の木村の演技について、共演の沢村一樹は「連ドラの最初の時、尾花は完成されていた。(木村本人が)どこか料理人になっているところがある」と絶賛。これに木村は「20年以上、バラエティー番組で料理を作っていた」と前置きし、「その時にナイフの持ち方や、食材への向き合い方を教えてくださった方に今回も、テレビシリーズの時もサポートしていただいた」と明かした。 さらに、「この間、お亡くなりになった服部(幸應)さんもずっとサポートをしてくれた。この作品も僕らと同じタイミングで試写を見てくださり、『素晴らしいものができましたね』と言っていただいて。すごくうれしかったです」と話していた。