アグネシュ・ケレティさん死去 103歳、最高齢金メダリスト
【パリ時事】世界最高齢の五輪金メダリストだったハンガリーの元体操選手、アグネシュ・ケレティさんが2日、生まれ故郷のブダペストの病院で亡くなった。 【写真】100歳の誕生日を前に写真撮影に応じるアグネシュ・ケレティさん=2021年1月4日 103歳だった。肺炎で入院していた。AFP通信などが伝えた。 ケレティさんは1921年に、ユダヤ系ハンガリー人の親の下に生まれた。ナチス・ドイツの迫害を受け、父や親族がアウシュビッツ強制収容所で命を落とす中でホロコーストから生き延び、52年ヘルシンキ五輪と56年メルボルン五輪で計5個の金を含む10個のメダルを獲得した。 引退後は指導者となり、イスラエル・チームのコーチも務めた。2002年に国際体操殿堂入り。