“進撃の巨人”の聖地・日田は「市内がテーマパーク」海外ファンも訪れ作者出身地は「巡礼」で盛り上がり
「進撃の巨人」による日田市での経済効果は、2023年度までの3年間でおよそ55億円と試算。ファンたちの「聖地巡礼」で地域は活性化しています。 こちらは2023年8月にオープンした「聖地」、進撃の巨人のミュージアムの別館です。立地しているのはビール工場の敷地内。「進撃の巨人」効果で工場にも多くの観光客が訪れているということです。 ◆サッポロビール九州日田工場金居真由美さん 「海外の人がコスプレをして来たり、皆さん、ビールも進撃の巨人のミュージアムもどちらも楽しんで帰っている」 さらに地域の回遊につなげようとする取り組みも… こちらのミニシアターで「進撃の巨人」の映画を鑑賞し、そのチケットを市内のカフェや飲食店で提示すると、割引などが受けられるサービスも行われています。 ◆日田シネマテーク・リベルテ原茂樹代表 「是非、地元日田で『進撃の巨人』を見て、 聖地に足を運んでもらえたら、映画も心にずっと残っていくものになるのでは」
また、こんなところでも「進撃の巨人」は一役買っています。 ◆TOS渡辺一平記者 「様々なデザインの下駄がある中で、 こちらにある商品、実は進撃の巨人のコラボアイテムなんです」 コラボレーションしたのはスギの生産が盛んな日田の伝統的な特産品、下駄。 漫画に登場する巨人と戦う組織のエンブレムがデザインされていて、この下駄を目当てに国内外のファンたちが店を訪れるということです。 ◆本野はきもの工業本野雅幸 代表 「進撃の巨人のファンにも日田下駄の良さを知ってもらうきっかけになればと思い、作った」 「気軽に来てもらって試し履きしてもらって、 日田下駄の履きやすさや魅力を知ってもらえたらうれしい」 人気漫画「進撃の巨人」で国内だけでなく海外からもファンが訪れるようになった日田。 「聖地巡礼」が地域の魅力の再発見にもつながっています。 【「進撃の巨人」 作:諫山創/講談社】
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