【九州初】「こどもホスピス」福岡に14日開設 家族で安心して過ごせる場所を 我が子への思いを胸に奔走
今回、内藤さんはクラウドファンディングなどで資金を集め、福岡県古賀市にある、障害がある子どもが通う療育施設を週末だけ間借りして、オープンにこぎつけました。施設の利用は無料です。 ■内藤さん 「今度お迎えする女の子の浴槽と、家族に入ってもらう浴槽。みんなでお風呂に入りたいというのがご家族の願いなので、ここは念入りにやりたいです。」
■筒井真央さん 「こんにちは。よろしくお願いします。」 14日に開設されるこどもホスピスの初めての利用者となるのが、福岡市東区に住む筒井真央さんと、こは音(ね)ちゃん(5)です。こは音ちゃんは生後まもなく、染色体に異常がある「13トリソミー」と診断されました。心臓や肺などに先天性の疾患があります。 ■こは音ちゃん1歳の誕生日 「ハッピー・バースデー・トゥー・ユー。」 「13トリソミー」は、1年以上生きる幼児の割合が10%に満たないと言われていますが、こは音ちゃんは現在5歳。すくすくと成長しています。 ■真央さん 「体が強くなりました。入院とか2年近くしていません。」 初めてのこどもホスピス。真央さんと、こは音ちゃんが心待ちにしているのが。 ■真央さん 「一緒ににぎやかに頭を洗ってもらったりしながら、お風呂に入ったりできるかなと。湯船につかるのが好きですね。チャプチャプするのが好き。」 こどもホスピスでは、こは音ちゃんのケアを専門のスタッフがサポートするため、家族にとっても安らぎの場となります。 ■真央さん 「一緒に料理したりとか、なかなか時間を割くことができないから、こは音ちゃんもお泊まり楽しいと思うけど、お姉ちゃんたちにも楽しみがあって、すごくいいなと思います。」 ■内藤さん 「日頃張り詰めた生活になっていると思うので、ちょっとでも安らいでもらいたい。家族で楽しい時間を過ごしてもらうことが一番の願いです。」 たくさんの笑顔があふれる場所になるように。内藤さんはこどもホスピスが当たり前にある社会を目指して、これからも活動を続けます。 ※FBS福岡放送めんたいワイド2024年12月13日午後5時すぎ放送