「ザ・豊海タワー マリン&スカイ」のモデルルームを地権者がリポート! 勝どき在住者の視点でマンションの立地も解説
「ザ・豊海タワー マリン&スカイ」がおすすめできる人は?
「ザ・豊海タワー マリン&スカイ」は豪華な見た目からランドマーク性もあり、外国の富裕層から投資家、実需層と幅広く求められる物件となるだろう。勝どき駅から徒歩10分という立地を鑑みると、おすすめなのは「居住性の良さとそこそこの利便性」を求める人だ。 駅からの距離を苦にせず、特徴的なファサードデザインやエントランス、絶景が広がる眺望に魅力を感じるのであればぴったりかもしれない。交通量は少ないので、昼夜共に静かな住環境での暮らしができる。 間取りも1LDKから3LDKまで幅広く用意されている。すでに公表されているプランを見ると、3LDKは70㎡前半から100㎡超までとラインアップが多く、眺望が良い部屋が多数選ばれている印象だ。 価格面について ただし、取得するハードルはそれなりに高い。2024年1月に発表された価格帯を見ると、レインボーブリッジ方面の抜ける眺望の部屋は坪単価600万円以上となっている。 まだ全ての部屋の価格帯が発表されているわけではない。ツインタワーのお見合いとなってしまう部屋や低層階では、一部坪単価400万円台の部屋が出る可能性もある。 4人家族で生活できる70㎡以上で眺望の良い部屋を探すと、1次販売で取得できても1億円以上になるだろう。必要な世帯年収は少なくとも1500万円以上になりそうだ。 また、「パークタワー勝どき」のように2次販売以降の値段が上がる可能性も考えられる。 資産性について 資産性については、駅徒歩10分圏内の他のマンションにはない、豪華な外観によるランドマーク性や人気の湾岸エリアのタワーマンションであることなどを踏まえると、早々に値崩れするのも想像しがたい。 いざ、完成時期の2027年になってみると、1次販売の価格が格安だったということもありえるかもしれない。 2023年12月に発表された「TOKYO強靭化プロジェクト」において、豊海から大門方面につながる環状第3号線も、東京都の防災のためのリーディング事業と位置付けられている。 地震が起こった際のアクセスルート確保の重要性は増しており、まだまだ先ではあるものの、環状第3号線の完成時期が見えてくれば、「ザ・豊海タワー マリン&スカイ」のさらなる価値上昇が期待できるのではないだろうか。 20年以上も豊海エリアに住んでいた筆者からすると、この大きな発展ぶりには驚くばかりだ。何を隠そう、1990年代から長く坪単価100万円台のエリアだったのだから。
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