【シュートボクシング】海人の投げでペトロフが戦闘不能に「10月はGLORY世界1位とやらせてもらいたい」
SHOOTBOXING 2024 ACT.4 2024年8月17日(土)東京・後楽園ホール 【写真】打撃でも圧倒した海人 ▼メインイベント 70.0kg契約 エキスパートクラスルール 3分3R延長無制限R 〇海人(TEAM F.O.D/SB世界スーパーウェルター級王者) KO 2R 0分51秒 ※投げによるKO ×ドラゴミール・ペトロフ(ブルガリア/元GLORYライト級6位/ SENSHI-70kg王者) SB世界スーパーウェルター級王者・海人(TEAM F.O.D)が、エキスパートクラスルール70kg契約3分3R延長無制限Rで元GLORY世界ライト級6位でSENSHI-70kg王者ドラゴミール・ペトロフ(ブルガリア)と対戦する。※「元」になっているのは現在ライト級ランキングが休止されているため。 SBの絶対的エースの海人は2014年2月にデビュー。2017年11月にSB日本スーパーライト級王座を獲得し、2018年11月にはS-cup2018 -65kg世界トーナメント優勝。その活躍はSB内だけに留まらず、2016年以降はRISE、RIZIN、KNOCK OUTで全勝。KNOCK OUT-BLACKスーパーウェルター級王座、RISEミドル級王座を奪取した。2022年6月の『THE MATCH 2022』では野杁正明をも破っている。 驚異の18連勝をマークしていたが、8月のGLORYで世界王者ティジャニ・ベスタティに敗れ王座奪取ならず。その後は連勝で再び勢いに乗ったが、2024年2月に元ONE世界王者ペットモラコットに惜敗。4月のダイレクトリマッチでリベンジを果たした。ベスタティへのリベンジ&GLORY世界王座奪取を目標に掲げ、6月には元GLORY世界ライト級9位アルマン・ハンバリアンを2RでTKOに破った。戦績は56勝(25KO)7敗1無効試合。 ペトロフはキックボクシングでブルガリアの全国王者に4回輝いており、2019年にはEMCでムエタイのヨーロッパタイトルを獲得した。SENSHIでキャリアを積み、2023年10月の『GLORY 89』でGLORYに初参戦。GLORY世界ライト級6位クリス・ウンと対戦し、パンチ主体のコンビネーションにハイキック、ヒザ蹴りを混ぜたスタイルで、3Rには足を止めての打ち合いで場内を沸かせて判定勝ち。GLORYランキング入りを果たした。 1R、ペトロフはスピードのあるジャブを突いていき、左右フックから組みついて投げを見舞うような仕草。ステップを踏んで左右に動き、伸びるジャブと右ストレートを打ってくるペトロフ。海人は右カーフ、ジャブをボディへ。海人が右ストレートを入れると、ペトロフはすぐに右ストレートをリターン。 ギアを上げた海人はジャブから右カーフ、すぐに左右の連打。ペトロフも負けじと打ち返すが、海人は右ハイからヒザを顔面へ突き上げる。海人が右カーフと左三日月。さらにバックキックをレバーへ。ペトロフは腹をかばうような仕草を見せた。OPスコアは10-9×3。 2R、ジャブの突き合いからコンビネーションを回転させるペトロフだが、海人の堅いガードは全く崩れない。ペトロフが飛びヒザに来たところを海人が受け止め、投げるようにしてコカしたところペトロフが腰を強打。立ち上がれなくなってしまい、10カウントが数えられ海人のKO勝ちとなった。 海人は望んでいなかった投げでのKOに表情はさえなかったが、「ちょっと皆さんに物足りない試合を見せてしまったと僕自身も思っています。でも下位の選手とは僕はもういいかなと思っているので10月は1位の選手とやらせてもらって、12月のGROUND ZEROでベスタティとGLORYのベルトを懸けてやりたいと思います」と、次はGLORYのランキング1位と戦わせてほしいとアピールした。
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