雪の降らない地域でも冬はスタッドレスタイヤに履き替えたほうがよいのでしょうか? 都内に住んでいるのであまり必要性を感じません。
冬になると、雪の多い地域ではスタッドレスタイヤへの履き替えが一般的ですが、雪の降らない地域や都市部ではその必要性を感じない方も多いのではないでしょうか。 特に東京都内では、積雪がほとんどないため、スタッドレスタイヤを履くことが必須だとは感じにくいものです。雪が降らない地域における冬の運転にはスタッドレスタイヤは必要なのでしょうか。スタッドレスタイヤの必要性について見直してみましょう。 ▼ガソリンスタンドで「タイヤが消耗していて交換しないと危険」と言われた! すぐに換えるべき? 交換時期の目安についても解説
スタッドレスタイヤ交換の最適タイミング
スタッドレスタイヤへの交換は、雪が降り始めるおおよそ1ヶ月前を目安に行うのが理想的ですが、地域ごとに雪の降り始める時期や路面の凍結状態は異なります。 そのため、交換時期を決める際には、気象庁が発表する「霜・雪・結氷の初日・終日」を参考にするとより正確な判断が可能です。これにより、雪や凍結のリスクが高まる時期を予測し、事前に備えることができるのです。 例えば、札幌(石狩地方)の場合、雪が初めて降るのは10月28日、雪が終わるのは4月21日となっており、冬の期間が長いため早めにタイヤ交換を行うことが推奨されます。また、結氷の初日は10月28日、終わりは4月25日であり、この期間には路面が凍結する可能性が高く、早めにスタッドレスタイヤに履き替えることで、安全な走行が確保できます。
雪が降らない地域もスタッドレスタイヤを
雪が少ない地域では、冬のタイヤ準備が後回しにされがちです。雪が降らないからスタッドレスタイヤは必要ないと思う方も多いかもしれませんが、実際には雪が降らなくても路面が凍結することがあります。 例えば、日陰の場所や車の通行が少ない住宅街の早朝では、気温が氷点下になるだけで路面が凍結することがよくあります。さらに、橋の部分など地熱が伝わりにくい場所では、風によって路面の熱が奪われ、気温が氷点下にならなくても凍結することがあるため、注意が必要です。 雪が少ない地域こそ、事前の準備が重要で、急な凍結や積雪にも対応できるようにしておきましょう。