ピーコさん死去 3年前に認知症発症し2年前から施設で生活 おすぎは現在も施設生活
双子タレント「おすぎとピーコ」の兄で、ファッション評論家として活躍したピーコ(本名・杉浦克昭=すぎうら・かつあき)さんが、9月3日に敗血症による多臓器不全のため神奈川県の病院で死去していたことが20日、分かった。79歳。おすぎの関係者が取材に応じて明かした。葬儀は近親者で行ったという。 【写真】雰囲気全然違う若かりし頃の「おすぎとピーコ」 1980年、インタビューに応じるピーコさんとおすぎ おすぎの関係者によると、ピーコさんは9月3日に死去し、8日に身内のみで火葬。今月19日に四十九日の法要が行われて納骨された。2021年から認知症の症状が見られ始め、昨年に正式に診断されたため、6月に施設に入所していた。近年は仕事ができる状態ではなかったという。また、おすぎも同時期から認知症を発症。ピーコと同時期に施設に入所し、現在も施設で療養している。 ピーコさんはアパレルメーカー勤務を経て服飾系専門学校の名門・文化服装専門学院に進み、服飾デザイナーに。1975年に、弟で映画評論家のおすぎとコンビ「おすぎとピーコ」を結成し、タレント活動を開始した。 国民的人気を誇ったフジテレビ系「笑っていいとも!」など、多くのバラエティー番組にレギュラー出演。街角の一般人の服装を辛口で批評する「ファッションチェック」が話題となり、厳しくも温かみのあるコメントで人気となった。89年には左目に皮膚がんの一種が見つかり、摘出した。