サントリー、大阪・関西万博で再生農業原料を使った「水空エール」販売
サントリーは12月24日、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)において、再生農業原料を使ったビール「水空(すいくう)エール」を販売すると発表した。万博会場内のレストラン「水空SUIKUU」で提供される。 同社では、1970年に開催された万博に「サントリー館」を出展し、パビリオン内のバーで万博オリジナルカクテルや「アラスカ氷のオン・ザ・ロックス」などのドリンクを提供していた。今回の万博では、「いのち輝く未来社会のデザイン」という全体テーマに基づいて開発された商品が提供される。 水空エールは、再生農業によって生産された原料を使用した同社初のビールとなり、大麦由来の淡色麦芽とホップが組み合わせられている。爽やかで清々しい香りや、心地よくすっきりした後味が特徴とされる。 あわせてCO2削減びんを使った日本ワイン「SUNTORY FROM FARM 登美の丘 赤 時のかさね」「同 信州 シンフォニー 2023」も提供される。両商品で使うびんでは、ガラス生地を溶融する際の燃焼方式を空気燃焼から酸素燃焼に変更することで、CO2排出量を約13%削減しているという。 また、会場内では来場者へのアンケートを実施。そこで集められた声をもとに商品開発を行ない、2025年9月に「ワールドKANPAIビール」として数量限定発売する取り組みも行なわれる。
グルメ Watch,編集部:湯野康隆