まさかの人気低迷? J2観客数アップ率ランキング18位。序盤は空席だらけも…。監督交代機に熱気が再び?
明治安田J2リーグは後半戦に突入し、横浜FCが首位に立っている。好調でファンの期待が高まっているクラブがあれば、盛り上がりに欠けるクラブもある中で、今回はJ2リーグ全20クラブの今季の1試合平均のホーム観客動員数を集計し、昨季からの上昇率をランキング形式で順位ごとに紹介する。(データは第25節終了時点)
18位:徳島ヴォルティス 本拠地:鳴門・大塚スポーツパークポカリスエットスタジアム 収容可能人数:1万7924人 2023シーズン1試合平均:5976人 2024シーズン1試合平均:5317人 前年比:88.97% 徳島ヴォルティスは、昨シーズンの1試合平均の観客動員数が5976人だったのに対し、今シーズンここまでの平均観客動員数は5317人となっており、前年比88.97%となっている。リーグで18位の増加率だ。 1試合平均観客数が1割以上の減少となっている徳島は、昨シーズンが良すぎたという見方ができそうだ。2023シーズンはクラブ史上最多の観客動員数だったため、これを上回るのは簡単ではないかもしれない。 ただ、昨シーズンの熱気を維持できなかったのは悔しいところだろう。今シーズン序盤に低迷した徳島は、第7節から第10節まで最下位に位置していた。愛媛FCとの四国ダービーは今シーズンここまで最多の1万2227人の観客が入って大いに盛り上がったものの、観客数3000人台が3試合、4000人台が6試合と、1万7924人収容の鳴門・大塚スポーツパークポカリスエットスタジアムは空席が目立った。 それでも、最近は良い兆しがある。4月に吉田達磨監督を解任してヘッドコーチを務めていた増田功作が指揮を執るようになってからチームは調子を上げ、第25節終了時点で順位は9位まで浮上した。好調が続けば、観客動員の増加が期待できる。昨シーズン最多の観客動員を記録した清水エスパルス戦が8月31日に予定されており、今後も観客増加が期待できる試合が控えている。 前年比88.97%はもちろんネガティブな数字だが、シーズンを終える頃にはもう少し昨シーズンの観客動員数に近づいている可能性はあるだろう。
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