ロシア南部の製油所に無人機攻撃、ハルキウ州では激しい戦闘続く
(ブルームバーグ): ロシア南部の小規模な製油所が、無人機による攻撃で19日に操業停止に追い込まれた。一方、ロシア軍はウクライナ東部での戦線に加え、最近進軍したウクライナ北東部ハルキウ(ハリコフ)州で激しい戦闘を続けている。
ウクライナ軍によると、ロシア軍は現在、ハルキウ州の国境地帯と東部で最も圧力をかけている。
しかし、ウクライナ軍はここ数日で、ハルキウでの防御を強化することができたと、ゼレンスキー大統領は19日にテレグラムで述べた。前線にいるシルスキー総司令官との会談後に明らかにした。
ロシア国防省は過去24時間に103機のウクライナ軍無人機や戦術弾道ミサイル、12発の米国製戦術弾道ミサイルシステム「ATACMS」などを撃墜したと発表した。
ニュースサイトRBCは製油所運営会社の警備責任者を引用し、点検のために操業を停止し、操業再開のめどは立っていないと報じた。
年間400万トン、1日約8万バレルの原油を処理するこの施設は、3月と4月にも無人機による攻撃の標的となったことがある。
原題:Russian Oil Refinery Hit as Kharkiv Region Is Under Shelling (2)(抜粋)
--取材協力:Volodymyr Verbianyi.
(c)2024 Bloomberg L.P.
Bloomberg News