20年ぶりの新紙幣発行、企業の35.1%が日本経済に「プラス」
物価高や人手不足などで低迷する日本経済に明るい話題
本アンケートの結果、新紙幣の発行が日本経済に「プラスの影響」を及ぼすと回答した企業の割合は、35.1%だった。「マイナスの影響」(14.3%)を、20ポイント以上も上回り、プラスとマイナス双方の影響があるなかで、総じて日本経済へ良い効果をもたらしていくと捉える企業が多かった。 具体的な影響は、特需や紙幣に描かれた人物に関連する地域などの活性化、キャッシュレス化などが上位に並んだ。機器の入れ替えやシステム更新の影響は一時的であるものの、キャッシュレス化は新紙幣発行が後押しするかたちで徐々に進んでいくことが期待される。 これまで偽造防止などを目的に定期的に実施されてきた紙幣の刷新は、紙幣の利用減少を受けて及ぼす影響が徐々に小さくなっているが、今回は物価高や人手不足などで低迷する日本経済にとって、明るい話題となったことは間違いないだろう。 有効回答企業:1,003社 アンケート期間:2024年7月5日~10日