異色経歴の2人の挑戦に注目 ルーキー小林香菜はサークル出身、世代トップ選手だった伊澤菜々花は2年のブランクから復帰【クイーンズ駅伝】
小林は来年1月か3月に、マラソンの世界陸上選考レースに出場する。東京世界陸上参加標準記録は2時間23分30秒。自己記録との差がまだ大きいこともあり、小林は「明確にこのタイムという目標はないのですが、1年の成長を示せるレースをしたい」と言う。 全日本実業団陸上10000mでは日本人3位となり、プリンセス駅伝エース区間では区間2位。11月10日の東日本女子駅伝でもアンカーの9区(10km)で、区間2位を39秒も引き離す区間賞で6人を抜いた。10kmの距離の“1年の成長”を見れば、マラソンの先頭集団で走る力は付いているのではないか。 サークル出身の新人選手と、2年間のブランクを経て復帰したかつてのエリート選手。異色経歴の選手が活躍できるのは、多くの選手が参加する駅伝があるからだ。多くのファンが駅伝を盛り上げることで、日本の長距離は強くなる。 (TEXT by 寺田辰朗 /フリーライター) ※写真は前回大会のもの
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