立行司の木村庄之助、定年に感慨 50年の歩みに「毎日が必死」
大相撲秋場所を最後に日本相撲協会定年の65歳を迎える立行司の第38代木村庄之助(64)=本名今岡英樹、島根県出身、高田川部屋=が21日、65歳となる22日の誕生日を前に東京・両国国技館で記者会見し「毎日が必死。達成感もたまにあるが、反省の繰り返しが行司の人生」と約50年もの歩みに感慨を込めた。 1975年5月に15歳で高田川部屋に入門。「厳しい社会。それ以上の言葉はないが、その分温かさがあった。師匠や若いお相撲さんに支えられてやってこられた」と感謝を口にした。 土俵上の装束姿で臨んだ会見では涙を流す場面も。思い出は2021年名古屋場所千秋楽で横綱白鵬の現役最後となった一番。