ヤクルト・星知弥、200万円減でサイン「活躍するためには足りないものだらけ」 目標は「キャリアハイ」
ヤクルト・星知弥投手(30)が2日、東京・北青山の球団事務所で契約更改交渉に臨み、今季から200万円減の来季年俸2800万円でサインした。明大から入団8年目の今季は、36試合に登板し1勝0敗、防御率3.62、1セーブ。昨季の47試合から登板数を減らし、悔しさをかみしめた。 「4月5日の阪神戦でセーブを失敗したところからズルズルいってしまったかなと。自分の気持ちの切り替えができなかったのもそうですし、そこからなかなか状態が上がっていかなかったのも一つなのかなと思います」 来年1月は例年通り栃木県内で自主トレを行う予定。「今年一年間通じて、活躍するためには足りないものだらけだなと思いました。真っすぐにしてもそうですし、制球力、メンタル的にも、変化球にしても全然足りないものが多すぎるなと思いました」と今季を振り返り、オフシーズンは変化球の精度アップや再現性を高めるトレーニングに励んでいる。直球の平均球速も152、153㌔にすることを目指しており、筋量の増量や瞬発的なトレーニングを増やしていく。 色紙には「キャリアハイ」と記し「登板数50試合は最低限」と宣言。来年4月に31歳となる右腕は「結果を出さないと試合で使ってもらえないですし、結果で示していけたらいいのかなと思います」と言葉に力を込めた。